様々な葛藤や身体症状が表面化しやすい時ですので、基本的なことを書きたいと思います。
今、何らか大きな葛藤を感じていたり、身体症状が出ているなら、自らの取り扱い方に関して何かが(本来のものと)違っているということを示しています。
このことは日常の小さな葛藤に関しても同様であり、本来自らが望むように自らに接していないということです。
このような場合、内面の何かを変化させることが望まれますが、その中でも「自らに対する好ましくない言葉かけ」に注目してみることをお勧めします。
人生のどこかで 非常に刺激的な体験をした時、大きな思い違いをして、本来しなくてもいい決心をしたり、思い込みをすることによって、自らが自分自身の人生をブロックすることもよく見られます。
(ハイヤーレベルから観ると、それ自体が間違っていたわけではありませんが…)
例えばある時、思った通りの表現をそのまま行った時、相手が非常に機嫌を損ねたとします。
すると、「このように思った通りの表現をすると、相手は機嫌を損ねるのだ」と思い込みます。
これが自らに対する「好ましくない言葉」となります。
その体験以来、あるがままの表現を自ら飲み込むようになり、いつも相手の様子を気にしながら言葉を出すようにもなります。
これが積み重なると、いずれ 呼吸器系の病気になったり、喉や口の中の症状が現れやすくなります。
このような思い込みは単に言葉を使った表現だけでなく、あらゆる場面で影響を及ぼすようになっていきます。
その時は声による表現に関することだけだったかもしれませんが、このことがあらゆるコミュニケーションや豊かさ、人生の悦び、世界観にまで影響していきます。
一つの思い込みは、人生全体に広がっているということです。
だからこそ今、葛藤していることや 身体症状に注目し、その奥にあるものを明らかにすることが望まれます。
症状だけを切り取ってなくそうとしても、それはまた別の形で現れます。
一方で次々と現れる葛藤や身体症状は、人生において「ここに修正をかけてください」という マーカーのようなものです。
マーカーに気づかなければ、より目立つマーカーが引かれます。
そのような意味で、軽微なマーカーのうちにそこに注目することが、人生を軽やかに運ぶ秘訣の一つになります。
逆にそれらと向き合った時、その意図によっては大きな意識の拡大へと結びつけることも可能です。
いずれそのマーカーは大いなる愛の一部だと実感するようにもなります。
