多くの方が「一人でいることは『ひとりぼっち』であること」という風に感じています。
これは分離の意識の非常に代表的な感覚かもしれません…
ひとりぼっちだと感じれば、日常で他者を求め、友人や家族と共にいる他者と比較して自分を卑下することにもなるかもしれません…
歳を重ねてからは、 特にこのようなことが精神的な不安定さを生み出したり、または身体の様々な機能の低下を引き起こすこともあります。
以前にも書きましたが、1日というのはある意味 一生の縮小版です。
1日の終わりには鎮静し、夜はスピリチュアルな時間が訪れます。
現代のように電気がなかった時代には、夜は意識が外に向かうのではなく自ずと内面に向かっていたはずです。
夜は内面と向かう時間であり、1日を振り返ったり、思考を手放すことで、神経や内面が落ち着き、バランスの取れた状態で心地よく眠りにつきたいのです。
リラックスする状態があるほど、人間が本来持つ機能により、ここで自然に心身のバランスがとられることになります。
ここでリセットが行われるのです。
一生も同様で、晩年という言葉があるように、年齢を重ねるにつれ、それまでの経験をもとにバランス感覚を備えた状態となり、内面の充足度を高めておくことが望まれます。
このような状態を作っておくだけで、仮に身体機能の低下が起こったとしても、QOLは高いものとなります。
一見矛盾するように感じるかもしれませんが、内面が好ましい状態にあることによって、その意識が創り出す世界は、満たされたものとなるということです。
日常において、今日1日の終わり方を少し変えるだけで、晩年の内面や健康状態が違うかもしれません…
