身体症状は治すものではなく、「自らを満たすため」に必要なサインです。
従ってその本当のサインに気づいたなら、症状が自然に解放されるだけでなく、例えば物理世界的な状況の改善、内面の充足、人生の方向性が変化するなど大きな恩恵があるのです。
実際にセッションでは1つの症状について様々なやり取りをしていきますが、そのやり取りの中に様々な気づきがあったり、その1つ1つの気づきがまた枝分かれして人生全体へと繋がっていくことがわかります。
一つの症状が大きな意識の拡大へとガイドすることもしばしばです。
様々なことは決してバラバラな(分離している)のではなく、全てを繋げて行く(ユニティ)ことが、今の生き方です。
そして、これが今の地球のエネルギーに合った視点です。
なぜ慢性的な症状というのがあるのかというと、急性症状の中に現れているサインを見逃したからこそです。
例えば毎日十分な休息なく忙しく過ごしていたり、 物理世界的に「完璧さ」を追求したり、怖れや不安に苛まれていたり、自らや他者に厳しく接していれば、そのうち心臓に症状が現れる可能性があります。
最初は単純に緊張で肩が凝ったり、身体が冷たかったり、少しの動悸があったり、精神的に辛く疲れやすいなどの症状だったかもしれません…
しかしながら、これらを単純に「そのような体質、性質である」とか「疲れ」などという理由をつけて見過ごし続けた結果が、心臓の慢性症状と言えます。
従って、症状が出ている=不健康なのではなく、健康は本当はここにあるのだけれど、その健康の部分が顔を出せないほどに自らを偽ったり、無視をしている…という状態が病気の状態です。
この一文は非常に大きな意味を持ちます。
人生とは究極的には自らをどのように扱うか…ということが現れ続けます。
それは、例えば自らを単純に人間という生き物と観るのか、またはあらゆる知性を兼ね備えた存在と観るのか、こういったことでも大きな違いが出ます。