内観がなぜ大切かというのと、「自己の中に様々な可能性や要素を見出す」ことが出来、それによって意識を拡大することが可能となるからです。
内観を継続して出来ることはある意味、その方の能力と似たものがあります。
「内観をして下さい」とお伝えしても、どうしても継続出来ない、面倒と思うこともあり、するとそこから大きく望む方向へ進むことは難しくなります。
また内観をして疑問に思ったり、逆に葛藤が出てきたところをそのままにすることで、霧が晴れない状況もあるものです。
内観をする上では、適切に他者の力を借りるなど客観的な視点を取り入れることで、やはり意識を拡大していくことが出来ます。
意識の拡大というと、何か「高次の意識」ととらえがちですが、単純に自分独自の視点から離れたり(手放す許可が必要です)、制限や思い込みに気付き手放すことで自ずと意識は拡大します。
他者の視点を借りるというのはすぐに出来る大きな意識拡大の方法です。
意識が拡大するというのは、元々の「私」という状態に戻る自然な道筋でもあります。