文字や音声情報などから得られる知識は、経験を経て初めて活きた知識になります。
学校でただ数学の問題を解いているより、実際にExcelで関数を組んだり、また実験の過程や結果を数式にしてこそ、本当の数学の面白さや必要性を実感し、その応用も自然と自分の中から出てくるものです。
セッションでは「これはそういう意味だったのですね…」という言葉をよく耳にします。
実際に葛藤がある時に既に得ている知識を結びつけることが出来ていない、または知識の真の意味を理解していない、更に知っていたけれどそれに悩んでいる時には思い出せなかったということもよく起こります。
セッションではその時の問題や葛藤を必ず取り上げます。
その葛藤をどう扱うかという時に、今までバラバラだった知識を道具として適切に組み合わせ、解放に向かわせる試みをします。
自身の葛藤の解放のための道具とした知識は、新たなかたちを取り、次なる葛藤に対処するための柔軟性を備えながら、新たに自己の人生の支えとして成長する可能性が生まれます。
セッションの定期的な実践は、継続して行うことで幾度も共鳴が起こり、その刺激は意識の変容に貢献します。
ホメオパシーなどを経験がある方には実感があると思いますが、リピートは非常にパワフルな治癒を引き起こすのと同様です。
意識に変容が起こると知識は単なる知識ではなく、その深さやポテンシャルが拡大し、命を得ます。
熟練したものが優れた道具を使いこなして何かを作り上げるさまは、非常に優雅で自然の流れの中で力みなく、その仕事と一体であるようにも見えます。
そんな感じでしょうか…
問題と思われることに対面した時にも瞬時に反応出来るようになり、高波を高波と感じることなく、むしろその挑戦にジョイの感覚が持ち込まれるかもしれません…
それはまた高波を乗りこなす高度な技術を備えたサーファーのようでもあります。