スピリチュアルな教え、また引き寄せの法則など、この世の中には人生を望む方向に導くための指針がたくさん存在しています。
ですが、それらはあくまでも大まかなガイドであり、それに100%沿って生きようとするとかえって苦しみや葛藤が生じます。
実際に長い間内面と深く向き合ってきた経験では、人間の内面というのはそう単純なものではありません…
ですので、例え「良い」と思われる教えでも、それに自分をはめ込もうとすると大きな制限となり、かえって心地よくない感覚を生じさせるということも少なくありません…
一番重要なのは、感情をはじめこの世の中にはそもそも「良い・悪い」ということが本来存在しないということを理解することです。
その良し悪しを決めているのは自身であり、その認定こそが自らを苦しめている原因です。
また排除したいと考えている自身の側面ほど繊細に扱う必要がある部分と言えます。
そういった側面は私たちの大切な一部であり、そもそも「排除する」ものではないからです。
それはこの世の中に様々な人間が存在するのと同様、存在が許されているからこそ、そこに存在しています。
内宇宙=外宇宙ですので、外側の状況を考えると外側の存在も内側の状況も完全性の一部としてあることが理解できます。
一般にネガティブな感情を感じると、それは「悪い状態」とされることの方が多いように感じます。
ですがそれは解放の過程で表面化しているに過ぎないかもしれませんし、自分の中で認められたくて表面化しているだけなのかもしれません。
何かの教えや法則に縛られてしまうと、内面に現れた状態に対して一体どのような解釈をすれば正解なのかと混乱してしまいます。
そのような状況の中では、やはり内なる神=内なる師との結びつきや直感が助けになります。
外側の教えはあくまでも「大まかな指針」とし、内なる本当のガイド(師)に従うのが、ベストな方法です。