人生の中で「固く心に決める」という瞬間は多くあります。
それは大抵、身体的にも精神的にも「痛い思いをした時」です。
ただ、これがあまり頑なだった場合には、その決心によってまた「痛い思い」をしてしまうことも生じます。
物事や事象というのは「陰陽を表す太極図」のように要素がぴったりと合わさった状態のようです。
片方の形が変われば、もう片方の形も変わらざるを得ない…
また変わらないと丸くおさまらないといってもいいかもしれません…
物事に対しての姿勢を「固く心に決める」というのは、むこうの形が変わっても、頑なにこちらは形を保持しようとすることに似ています。
片方の形に合わせて柔軟に自分を変化させることは、人生に壁をつくらない方法の一つかと思います。
制限を外し、様々なことに対して柔軟に応じる姿勢はますます求められていきます。
そのためにはまずは変化することへの恐れを見つめる必要があります。