成育過程で、あまりにも辛い出来事を続いたような場合、その防衛のために多くの人が何も感じないように自分を変えていきます。喜びも悲しみも怒りも…それが長い間続いていくことによって、表情がない顔を作り上げていくこともあります。
成育過程で起こったことが本当に辛かったことなのかどうか、自分自身では判断できないことがありますが、現在、理由はわからないけれど「生きづらい」、また鏡に自分の顔を映してみると表情がない、または普段滅多に笑顔を人に見せていないなどということがある場合には、成育過程の出来事について客観的に検証してみる必要があります。
つまり、自分自身が経験したことが、一般的にはどれほど辛いことだったのかを知る必要があるのです。
自分自身ではなかなか客観的な視点を持つことは困難なので、最初だけはセラピストやカウンセラーの力を借りることもよいかもしれません…また、ホメオパシーやフラワーエッセンスも助けとなります。
本当の自分に戻っていくためには、感情の解放をする必要がありますが、その前に必要なのは感情を「感じる」ことです。
自分自身が様々なことを「感じていい」と許可をしないと、それより先にはなかなか前に進んでいきません。
また、感情を感じていくためには、自分の心に目を向けることも必要になってきます。目の前で起こっている出来事に対して、今、自分はどう感じているのかに敏感になってみることです。ニュースを見ている時、ドラマを見ている時、多くの人が涙している場合に自分だけが涙していないとしたら、その目の前のことにもって入り込んでみようとすることです。そうしてみようとしたときに、何か心の中でストップをかけるものを認識したら、「それはもうそうしなくていいのだ、自然な自分でいよう」と言葉をかけてみて下さい。
感じることを許可すること…自分癒しの第一歩です。